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泥。極めんとす。
泥団子。
子供をやったことがある人であれば
必ずといっていいほど通った道かと思うわけです。とくに男子。

爆発的な集中力といいますか、異常な執着心といいますか、
その手のスキルをいかんなく発揮していた子供のワタクシは
地面を粘土層が出るまでスコップで掘り起こし
丸めては乾いた砂、その上にまた粘土層。
粘土、砂、粘土、砂、そして磨く。を3セット。
挙句の果てには焚き火を起こして
作った泥団子を焼いて、さらなる強度を求めるという
どこぞの人間国宝ばりに命を賭けていたわけです。えぇ。
焼いた泥団子、超つよい。えぇ。

焼いた時点で泥団子ではなく、陶芸の類であるということは
言ってはいけません。それは大人の理屈なのです。

そんなこんなで
丹精込めたそれをぶつけ合って壊れたほうが負けという
シビアな戦いに勝ち続けたわけです。
きっとボクシング世界チャンピオンのトレーナーはこんな気分だ。

しかしながら泥団子バトルブームも最後のほうは
どこぞでセメントを貰ってきてセメント層を作る輩が現れ
なんだそれ。もう泥団子じゃねーじゃん。
ということで終焉を迎えました。そのときの野田。オマエ、反則。

で、
あー、どろだんご。どろだんご。
とネットでうろうろしていると、こんなサイトが。
→すっげー泥団子のサイト

あの頃の命を賭けた勝負の日々よ再び。ですね。

泥。極めんとす。_c0023987_0591116.jpg

by taku-work | 2006-04-27 01:04 | 図工
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